浦和遠征

なんとなーく、

「仕事休まずにいけてるしなぁ」
「木金行けばまた休みでしょ?」
「さくらは実家に行くんだから、そのときに預けていけばいいし」
「お金のことは気にしない」
というのと、あるひとに「いっちゃえ」みたいなことを言われて、つい、その気になってしまいました。幸いチケットもヤフオクで手に入り、神様が行けっていってるよ!状態。

行きのバス

名古屋駅の高速バス乗り場は、ひどくごった返していた。

呑んで行くつもりが、酒売ってない。
シートは3列で、隣の人のことをあまり考えずにすむ。


名古屋駅を出てしばらくすると、昔住んでいたあたりに出た。東京行きの深夜バスに乗る誰かを名古屋駅で見送って、地下鉄で家に帰ろうとすると、ちょうど地下鉄を出て歩き始める時間と、バスが通る時間があって、名古屋駅で送った人をもう一度送ることができた。


なんか渋滞。


車内ではしばらく新譜*1を聞いていたのだけれど、touchに動画を入れていたことを思い出して、動画をみることにした。ピクシーのDVD。
え?と思った。何度かみていたビデオだったのだけれど、今まで気がつかなかったことを見つけた。スタンドに映っていた、NAL君と僕ともう一人。気がついて、巻き戻して、もう一度見て。たしかにそうなのだけれども、だからといってどうだというんだろう。ここわかるのはNAL君だけですね。すいません。


気分が簡単には切り替えられなくて、休憩時にトイレに行くのにあわせて、アモバンを飲む。おかげなのか、そこから5時半くらいまで記憶がない。しかも記憶にない写真があったりする(汗)

記憶に残ってない写真。

築地市場


東京駅には6時過ぎに到着。
さほど遠くもなさそうだったので、築地まで歩くことに。途中にコンビニと薬局があったので、エルゴラと制汗シートを購入。

なんかネコ。
途中には東京国際フォーラムがあって、あー、ドリキャスのイベントの時来たなぁ、なんて思い出したりする。
てくてくと銀座を歩いていると、天賞堂をみつけて森先生の本によく出てくるお店だなぁ、と思って一枚撮っておく。さらにてくてく歩いてると歌舞伎座があって、なんか思ったより小さいかな。

歌舞伎座

そうこうしているうちに築地到着。

適当に歩きつつ写真を撮る。空き地に猫がいた。で、撮る。

猫。

謎。

これも謎。

築地と言えばこれかと。
しばらく進むと場外市場のはしまで来て、入れなかったのでこれは外から撮る。



近くにあったお宮に一応参っておく。なんかいろいろ出てきて、しょうがないので「とりあえず、今日グランパスが勝ちますように」とお祈りしておいた。

謎の獅子頭

てくてく歩いていると、卵焼き屋さんがあったので、「ウニ巻き」を購入。
ほんで、ガイドブックに載ってた海鮮丼の店(の系列店)にはいる。弼まぶしがおすすめらしいのだけれども、うにも食いたいし、いくらも食いたいし、せっかく築地に来たのだから、トロだって食いたいわけですよ。
そこで特上海鮮丼。大トロ、寒鰤、金目、ズワイガニ、赤貝、ボタンエビ、うに、いくらで3600円なり。もちろんビールもいただきます。
とりあえず、ビールが先に来た。

…小さくねぇか?
丼も来た。

…ちいせぇぇぇぇぇ!!!!
ていうか、これ、丼じゃなくて小鉢だろ(言いすぎ)
まぁ、うまかったので良しとする。全然食いたりんけど。

で、築地本願寺の前を通ったのでとりあえず何枚か撮る。逆行だったのでスポット測光を試してみたら、割とうまくいったような。
で、地下鉄築地について、いくかぁ、と思ったら。
「Fish Market?」
と聞かれたので地図見せて
「ゆーあーひあー、でぃすえりあいずふぃっしゅまーけっと、ごーすとれーとでぃすうぇい」
「Thanks!」
築地自体は今日はお休みだし、中身の割には高いお店もあるから気をつけて、などと言える語学力は当然持ち合わせておらず。
「はば、ないすとりっぷ」
といって、去る。

浦和美園

んで、地下鉄に乗ろうとしたのだけれど、どこまで買えばいいのかわからんので駅員さんに聞く。
浦和美園まで行きたいのですが、どこまで買ったらよい?」
「(チッサカヲタかうっせーな)浦和美園までは買えないので、赤羽岩淵まで買って」
「どこで乗り換えればよいです?」
「あー、えー、(面倒だな)南北線に乗ってください。(スタスタ)」
「あ…」
路線図を見たところ、銀座で丸の内線に乗り換え、後楽園で南北線乗り換えがよさそう。EZナビウォークの提案とは違うけれど、迷わずに乗れた。
しかし、現在9時15分。なんぼなんでも早すぎねぇか?

浦和美園到着


そこらじゅうの柱にレッズ関係の掲示がある。

改札にあがったらフィンケまである有様。

やっぱ、盛り上がり度は全然違うなぁ、とあらためて思う次第。


一角だけ大宮。

肉球愛好会?

気を取り直して、お金をおろしに駅下の7-11まで。なんか棚の配置がおかしいなぁ、と思ったら、レジの前の空間から棚がどけられてて、隅っこに寄せてるらしい。へぇぇぇぇ、と思っている間に順番抜かされた。オノレ、レッズサポ、呪う。呪う。呪う。

埼スタまでてくてく

前回はシャトルバスに乗ったけど、今回は歩きで。長い歩行者通路にはたくさんのバンが止まっていて、すべて食。
もう、食ではどこのスタジアムにも勝てませんorz
通路はほぼアウェイなのだけれど、開場の1時間前とかにこれだけ一般サポ(家族連れ)を動員しているのはすごいことだなぁ、なんて思う。
希にグラシャツを着た勇者がいるのだけれど、そこまでチャレンジャーなことはできません←チキン。

んで、埼スタ内に入る。前庭のような広間があって、受付やら食の屋台やらマッチデー売ってたり、リディア(?)とその彼女と一緒に写真とか撮ったりしている。

写真撮影にも勇者が登場し、くたくたグランパス君(?)を渡して「ポーズとってください」と無茶ぶり。


うん、ちょっとこなれてないね。
で、缶瓶移しかえのテントで
「(こそ)アウェイの入場口はどちらですか?」
「あぁ、ビジターの方々はですねぇ」
「しっ声が大きい!」←バカ
「…あちらの柵の方に並んでいただくことになっておりまして(若干小声)」
ありがとうを言って、列の方へ。

後ろへ後ろへ歩いていると、再後尾についた、ら、
スタッフ「すいません、末尾は先頭の方で二列になっていただいてます。」
「戻るの!?」
とぼとぼと戻る。
どうもグラサポらしい女の子二人組がやってきたので、
「再後尾前の方らしいっすよ。スタッフの人にいわれました。」
「えー、だいぶ歩いてきたのにねー」
「(俺は再後尾まで歩いてきたんだが)」
その後、もちろんロマンスは起こりませんでした。


とりあえずあまりバタバタする気分にもならず、ポメラとマターリ。ぼうっとしてたらKさん(チケットを売ってくれた人)と合流。とにかく前に座りたい人だそうな。写真撮るとのこと。まぁ、今日は応援メインだからあんまり関係ないかなぁ、とおもったりして一緒に見せてもらうことにする。
ややあって入場開始。プレスの人がグラサポを撮っていたので横から撮ったりする。

あ、かわいい、と思って70-200に交換して狙ったらよけられた。すいません(´・ω・`)
目があったらあたまペコンぐらいするかなぁ、と思ったけれど、目が合わず。50Dに70-200/2.8だったみたい。
ふと、レンズ汚れてるなぁ、と気がついたのだけれど、ペーパーもブロワーも持ってきてるのに、クリーニング液忘れてるorz
同じ列にペンタックスデジイチ持ってきている人がいたので、貸してもらおーかなーと思ったけど、今度はみつからず。もういいやorz
んで、ケータイの電池が一個消えていやな空気。ツイッターはほぼ放置に。まぁ、赤鯱魂を受け取れたのでよかった。
入場の列を撮りながら、Kさんがとってくれた席につく。7列目。近い。ちょっと低い?(-_-; まぁ自分でいくときはこんなとこ座らないだろうから、いい経験だと思うことにする。写真撮れるかな?

少年サッカーの試合やってました。

隔離。
席を戻ってきたKさんにお願いして、売店の方へ。なんか食わないと辛そうだったので、ハーゲンダッツを買って食う。堅いorz みんな日陰に逃げているようで、コンコースは人だらけ、ちょっと休んでまた席に戻る。



ちょっとツボ。


グラサポ結構入ってます。

アレックス、気合入ってました。

メインスタンドで旗振ってたり。かなわないなぁ。

前半

んで、Kさんがデジイチを鞄から持ち出し、300Dでした。なるほど。ニコンの操作系をまるっきりわからないので、ちょっと教えてもらおうと思って聞いたら、マニュアルモード使いだそうな。ふえー。
そんなことはさておいて試合開始、想像していたとおり、ジョシュアを消すことはできていなくて、割とボールを支配できている。これなら大丈夫だ、と言っている間に先制点。ぶっちゃけた話、逆サイドなのでよくわからんけど、跳ねて喜ぶ。
なんとなく中盤フラット442(ズミがサイドハーフ)という風に見えたんだけれども、ちょっとよくわからず。
ていうか、席が前から6列目という、カテ4ノリで見ていられる場所でなく、当然立つし、手を振るし、声を張り上げる。跳ねるのは自重して、かかとを浮かせるくらいでヒョコヒョコ。
前半も半ばからおかしな空気が漂う。おかしい、ゆっくり回せばいいはずなのに、ボールが動かず、レッズに連続攻撃をされる。それでもナラとDF陣のふんばりでリードしたままハーフタイムへ。攻められっぱなしだったとはいえ、決定的なシーンは(グラサポ的には)ほぼなかった。一対一のシーンも数回あったが、角度は限られていて、しっかりナラが対応できる状況だった。ほかのGKならば決定的であるかもしれないが、ナラだから大丈夫。
しかし、ハユマが足を取られてコケたシーン、ここだけは総毛立った。「やばい」と感じた瞬間に埼スタの空気が変わる。圧迫してくる地鳴りのような、うまく表現することができないのだけれど、数万人が「やった!」と発した空気が四方八方から体を圧縮する。しかし、そのシュートも結局は枠の外。怖いシーンもあったが、相手の技術的な問題で割と大丈夫。いつもと同じだと思っていた。

これは確か得点シーン。

ハーフタイム

トイレはあきらめてビール。
「今2-0ですかぁ?」売り子のお姉さんが聞く。
「残念ですが1-0です。」
「そうですかぁ(ほっ)」
「でもすぐに2-0にしますけどね!(大人げない)」
手際はイマイチだったけど、「きれいな泡だね」とか適当なことを言ってフォローしておく。

なんか飛行船が来てた。

後半

玉田→吉村。前半に痛めたようには見えたのだけれど、致命的なもののようには見えなかったので、戦術変更の意味が大きい交代だとおもった。中盤で押されているのは事実なので、そこに手をうったのかと。
しかし後半もおかしな空気は続く。おかしい、なんでこんなにポゼッションができない? とうとう耐えきれず、失点。ビジョンでみた限りではしっかりブロックに行っているし、ナラもしっかり飛んでいる。「大丈夫、タマタマとんでもなくいいところに飛んだだけだ! 切り替えて次にいこう!」と思ったのだけれども、どうもチームが自信を失って小さくなっているように感じる。前半は幾度かあった「いい時間」もほとんどなく、そうこうしているうちに追加点を決められる。
杉本、巻が投入される。しかし、巻はほとんど競り負け、杉本もなにかおかしい。今期ほとんどでていないためか、プレイの選択があまりよくないし、グランパスらしい(ポゼッション指向の)動きが多く、一発で裏をとる、崩す、抜ける、といったプレイが少ない。
何度かいいクロスがあがるのだけれども、巻はどうしようもなく、ジョシュアも枠にとばすことができない。相手に当たられていない状態ならせめて枠に飛ばしてほしい。
攻めた後のカウンターに対する防御も、あまりよくない。ディレイさせつつ引くのはいつも通りだけれど、我慢できないのか、後退をやめた瞬間に飛び込んで、あっさりかわされ余計にピンチ、という場面が目に付く。
結局ほぼいいところなしで後半も終了。後半30分過ぎからはグラサポからもネガティブなヤジが飛び始め、終戦もやむなし。

戦いすんで

ほかにできることはないので、挨拶にきた選手に声をとばす。表情は、みんな信じられないくらいに暗い。近すぎるからそう感じたのか。名前を呼んだ選手、マキ、スギ、ナオシは、本当に何も届いてないかのようだった。絶対に聞こえていたはずなのだけれど。
埼スタ歓喜の音を聞きながら、シャツを脱いだりする。脱いでいたって、レッズのキットを身につけていない=グラサポだって言ってるようなもんだから、意味なんかないのだが。


うむ。

レッズサポをバックに写真を撮ってほしかったので、スタッフの人にお願いする。了解してもらって撮ってもらう。
「お疲れ様です。今日はありがとうございました。」
「いえいえそんな」
「でも次回は絶対に勝ちますからね(大人げない)」

四面楚歌。

現地の目

浦和のハードなあたりにグラの選手が対応できていなかった、というのはあると思う。少し余裕をみたシーンで、さらに一歩浦和の選手に踏み込まれ、50%のボールになるシーンが少なからずあった。玉際に厳しいチームに後手をとりがちな、グランパスの悪い癖だ。
よかった点としては阿部(?)からの一発のサイドチェンジでフィニッシュ直前までもっていけてるシーンが、これも複数回あった。ゾーンを小さく守りがち(?)なレッズに対しては有効だったと思う。
技術的にはさして変わらず、というよりは、むしろグランパスの方が巧いという感じがした。特に難しいシーンではないのにボールがタッチを割る、ということがレッズには散見された。こういうプレイを見る度に「J1として恥ずかしいから勘弁してほしい」と思う。
それはさておいて、グランパスの話に戻ると、アレ+ムラムラという、これ以上はない守備的な中盤にしたにも関わらず、なぜ劣勢をせめてイーブンまで持っていけなかったのか? ちょっと、ここはビデオで見返してみたいし、誰か講釈してください。
もう一つ気になったのは、巻。言いたくはないけれど、一枠無駄にしている。ほぼ何もできない選手がFWの4番手だというのは少しおかしい。出てない選手の評価があがるパターンではあるけれど、個人的にはスギを前の「一芸があるし、それそこ使える選手」まで復活させてほしい。ナビスコを使って誰かの調子を整えるなら、その一番手はスギだと思う。現状ではFWを変える=劣化補充であって、何らかの有機的な反応を期待できる状況ではない。スギは少なくとも一時期J1の選手として恥じないFWであったのだし、きっとトップフォームを取り戻せると思う。誰かを我慢して使うのであれば、スギだと思う。(新人、若手は考慮にいれていません。何も見せてくれていない子たちを信頼することはできない)
巻は、悪いけれども、もう一度順番を待ってほしい。練習で好調だったのは僕も見たけれど、だからといって今は優遇されすぎている。「あんな事書いてごめんなさい」と謝る日を楽しみに待っています。

特記しておきたいこと

スギも直志も巻も、本当に憔悴していた。点差こそないものの、内容としては虐殺に近い。グランパスの内部で「本当にこれでいいのか?」という気分が起きたとしても不思議ではないと思う。僕としても、清水にあれだけ好き放題やられたレッズにこの負け方というのは、なにから見ていけばいいのかわからないぐらい混乱している。

どうでもいい後日談

と、書いてヘロヘロになったあたりで新幹線に乗る。ついでに買った携帯の充電器で携帯を回復させて、ツイッター
選手や監督を個人の場所でdisるのはともかくとして、公共の場でバカなこと言ってる奴がいたら、そりゃバカだって言うでしょう。
まぁ、温度差はあるんだろうなぁ、しばらくたったら自分が変わるかもしれないし。
埼スタを出たときには、また次に向かっていく気分になっていたのに、こんなことで気分を害している自分がコドモで嫌い。


でも、行ってよかった。何も手にできなかったのだけれど。

*1:というプレイリスト、3ヶ月以内にライブラリにつっこんであるうちのmemoにsingleと入っている曲。現在AikoとグロヒルPerfume大塚愛なんかが入っている