捨てる

預金通帳がどっか行きました。
で、可能性が一番高いレターケースの整理もかねて、中を一通り見るすることにしました。


そこは、通帳とか、保証書とかと一緒に、昔の恋人がくれた手紙なんかもあわせて入れてあって、簡単に一通り見る、と書きましたが、ちょっと覚悟がいりました。
カードや封筒に当たるたび、ちゃんと読んで、それからゴミ袋に入れました。もらった手紙やカードを読むと、彼女は別れの可能性を常に感じながら書いていたのだな、と今となって、やっとわかります。その恐れに「大丈夫、大丈夫だから」としか言えなかった自分が、捨てられてしまったのは、ある意味当然の帰結だったのかもしれません。
いまはただ、失ったものの大きさをかみ締めるばかりです。最後のエピソードからもう7年経とうとしてるのに、と思いますが、なんでなんでしょうね、ずっと心の重心は、今はどこで何をやってるのかすらわからない人に、引っ張られたままです。


結局、通帳は出てこず。今年は失せものは多いわ、初期不良ひくわでツイテない1年みたいです。